突然変異で去年から感染力強いタイプ
東京慈恵医科大の浦島充佳教授はノロウイルスの注意点を3つあげた。「健康なウイルス保有者が5~9割」「ノロウイルスは寒さに強い」「複数回感染の可能性」である。
所太郎レポーター「いまここに7人いますが、5人がもっていても不思議ではないんです」
羽鳥「じゃあ、どうしていいかわからない」
浦島教授「平均気温が10度を切ると患者が増えます。ただ、インフルエンザが増えてくると、ノロウイルスはなりをひそめるんです」
それって、みんなが手をよく洗うようになるからということか。冷温に強い例では、2年前に中国産の冷凍苺がドイツで学校給食に出て、1万1000人を超える集団食中毒になったことがあるという。
赤江珠緒キャスター「複数回かかる可能性というのは?」
浦島教授「インフルエンザと同じで、ウイルスは絶えず遺伝子変化を繰り返します。だから、同じシーズン中でもまたかかる可能性があります」
羽鳥「1回かかったから大丈夫じゃないということですか」
浦島教授「そうです。とくに去年くらいから出たタイプは感染力が強い。今後も1000人規模、1万人規模で発生する可能性がありますね」
赤江「どうしたらいいんですか」
浦島教授「とにかく水で流してよく洗うこと。あとは自分がウイルスをもっているかもしれないと思って、子ども、お年寄りなど弱い人たちを守るという 意識をもってほしいですね」
宮田佳代子(ニュースキャスター)「お料理していても、冷蔵庫の扉をあけたり、携帯が鳴ればとったりするし…」
それが普通で、これまでは大丈夫だった。ただあすは感染するかもしれない。そこが怖い。