ノロウイルス中毒拡大!専門家「1万人規模で発生してもおかしくない段階」

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   ノロウイルスによる集団食中毒が東日本の各地で伝えられている。浜松市の感染拡大は給食のパンが原因だったが、他の事例もホテル、旅館、弁当などの調理人から広がった。ウイルスは昔からある。調理もいつも通り。どこまで気を配ったらいいか。話は微妙だ。

症状なくても「お腹の中にはウイルス」

   きのう20日(2014年1月)までにわかったのは、青森・八戸77人、盛岡20人、山形市13人、上山市84人、新潟・上越市15人、東京・昭島市54人だ。いずれも、調理、配膳担当者からウイルスが検出された。当事者は「あってはならないこと」「まさか自分のところで」というが、盛りつけを素手で行っていた例もあり、それが「いつものやり方」だったわけだ。

   1133人が発症した浜松市ではきのう、原因となったパン製造会社の従業員に保健所が再発防止の衛生講習会を行った。細かい注意はいろいろあるようだが、突き詰めると「手洗いの徹底」である。保健所は「常に自分のお腹にウイルスがいるというつもりで手を洗って」という。

   問題はこの感染していても発症しない人だ。症状がなくてもウイルスは排出する。それでも過熱処理前の段階なら大丈夫なのだが、浜松市のケースでは最後のパン検品するところにいた。とはいえ、同じ人がきのうまで同じことをやっていて、何ともなかった。そう考えると、どこもかしこも危なく見える。しかし、実際はほとんどの場合なんともないのだ。

   司会の羽鳥慎一「食中毒は夏場の生ものと思っていましたが、ノロは冷凍したものにもあるんですね。感染力が相当強いんだな」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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