メルボルンで行なわれている全豪オープンの男子シングルス4回戦で、世界ランキング17位の錦織圭が世界王者のスペインのラファエル・ナダルを相手に接戦を演じた。ストレート負けはしたものの、錦織の次は勝つぞという気迫が伝わる3時間17分の激闘だった。
一進一退の激闘
錦織はナダルに過去5回対戦して1度も勝ったことがない。ところが、2年ぶりにベスト8入りがかかった今回は違った。第1セットは一進一退の接戦のすえ6-7。第2セットも逆を突くショットで、ナダルが転倒し靴紐が切れるハプニングや手のひらのマメがつぶれて途中で治療を受けるなどナダルを圧倒したが、ここでも5-7。第3セットも好プレーでナダルを翻弄したが、要所でミスが目立ち結局6-7でストレート負けした。
森圭介アナ「今までナダルには1セット勝ったことはありましたが、タイブレークに持ち込むことはできませんでした。それがこの試合では2度のタイブレークありました。明らかに進化していますね」
キャスターのテリー伊藤「ナダルは1、3セットでタイブレークで勝ったけれども、あんな嬉しそうな顔って今までないですよ。それだけ(錦織は)強敵だったという感じがするね。本当に強くなりましたね。楽しみです」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト