夜、泣きじゃくりながら街を歩いている小学生の女の子を見かけたとき、あなたならどうするか。いまネットのツィッターで見知らぬ子供への声かけを巡る論争が起きている。
論争のきっかけは1月8日(2014年)に掲載された男性からの投稿だ。田中良幸リポーターがこう説明する。「この男性は街で泣きじゃくっている女の子を見つけ、声を掛けて事情を聞こうとしましたが、変質者と間違われるかもしれないと考えて、110番通報をしたとのことです。男性が心配したのは、今年に入って神奈川県や大阪で女の子が行方不明になる事件が相次ぎ、自分も勘違いされるのではと心配したからのようです」
たしかに、警察が「声かけ事案」と呼んでいる事件は少なくなく、声をかけるふりをして付きまとったり、身体に触れたりするのだという。
変質者に間違われるのではないか…
司会の小倉智昭「大人の女性なら、困っているようだったら気軽に声もかけられるけど、相手が小さな女の子だったらちょっと躊躇してしまう場面もあるよね」
「とくダネ!」が街で100人に聞いたところ、「70人近くの人が声をかけると答えましたが、約3割の人が躊躇するという答えでした」(田中)という。
声をかけられる子供たちはどう感じているのだろう。小学生の女の子は「きちんとした服装でない人から声をかけられたら、気をつけています」と答える。田中によると、「母親たちは子供に不審者や変質者の見分け方をどう教えているかというと、帽子にマスクにサングラス、清潔感がなくニヤニヤしながら近づいてくる人というのが圧倒的でした」という。