直木賞・姫野カオルコ「私のはベストジャージスト賞」どこ行くのもジャージに首タオル

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   第150回の芥川賞、直木賞の受賞者がきのう16日(2014年1月)に発表された。直木賞は「昭和の犬」の姫野カオルコさん(55)と「恋歌」の朝井まかてさん(54)、芥川賞は「穴」の小山田浩子さん(30)で、前回に続いて全員女性だった。

受賞会見も「ジムから直行です」黄緑色のシャツに黒の上下ジャージ、タオル…

   「ニュースアップ!」コーナーでこれを伝える小松靖アナが妙な黒いジャンパーを羽織って、首にタオルを巻いて現れた。司会の羽鳥慎一が「すでにニュースを見た人はあなたのその格好の意味がわかるわけですね?」と突っ込み、小松は「そうです」。発表の場に現れた姫野さんはなんとジャージにタオルという格好だったのだ。直前までスポーツジムにいて、そのまま直行したのだった。ジムでは「鍛えてるわけじゃなくて、踊ってるんです。動いてワーッとなった勢いで書くんですね」

   独特の切り口で女性を描いて人気があった。5回目のノミネートで受賞したのだが、受賞作は一転して犬と家族の記憶をたどった静かな作品だ。選考委員の浅田次郎氏は「直木賞がねじ伏せられた」と絶賛したという。

   朝井さんは46歳のときに大阪の文学学校の夜間コースに通ったという異色だ。「50歳を前にギアチェンジした」と夫の原田憲久さん(52)はいう。若いときから小説を書きたいと思っていたが、「初めての候補だったから、まさか、まさか、まさかで」という。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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