妻への暴行・監禁容疑で逮捕されヤクルトの外野手ウラディミール・バレンティンが保釈され、16日(日本時間2014年1月17日)にフロリダ州マイアミ市内のホテルで会見した。
冒頭、バレンティンは「こういった事態になったことを恥ずかしく思う。すべては私の責任です。家族、チームメート、日本の方々に謝りたい」と話した。
居合わせた日本人ジャーナリスト「夫婦で怒鳴り合ってたが、暴行は見てない」
バレンティンが押し入った時に居合わせた日本人がいた。ジャーナリストの三山喬氏はこう話す。「最初に玄関のドアを叩き、開かないので窓の方に回りました。こっちの窓がダメならそっちの窓という感じで、窓を次々と叩いて回り、鍵のかかっていない窓から家の中に侵入してきました。これまでに夫人への暴力はなかったそうです。今回も、夫婦で怒鳴り合っていましたが、暴行は見ていません」
司会の小倉智昭「侵入した家は妻のお宅だったのでしょう」
田中大貴アナ「いえ、バレンティン選手が所有する家でした。バレンティン選手は来月1日から始まるヤクルトのキャンプに参加するため道具を取りに戻ってきたところ、妻がジャーナリストに夫婦関係をいろいろと話しており、それを見たバレンティン選手がかっとなってむりやり侵入してきたのではという見方も出ています」
DVに厳しいフロリダ―暴言浴びせただけで収監
小倉は「自分の家なのに中に入れないとなったら、騒ぎ始めるというのは状況次第ではあり得るよね。それで逮捕されるというのもねえ」と苦笑いする。コメンテーターのショーン川上(経営コンサルタント)は「フロリダ州はDV(家庭内暴力)に対して厳しいところなんです。被害者や関係者が警察の世話にはなりたくないと言っても、ささいな証拠があれば逮捕・収監される。言葉の暴力だけでも5日前後は収監されるので、警察はやり過ぎではないかという意見もあるほどです」と話す。
深澤真紀(コラムニスト)「バレンティン選手は家族と日本とアメリカに別れて暮らしています。言ってみれば単身赴任。日本では当たり前のことだけど、アメリカ人にとっては特異な生活で、そうしたことのストレスがどこかにあったのではないですか」
来週24日にバレンティン選手への聴聞会が開かれる。