プロ野球ヤクルトのウラディミール・バレンティン選手が米フロリダで13日(2014年1月)、家庭内暴力(DV)容疑で逮捕された。離婚訴訟中のもめごとらしいが、情報が錯綜していて本当のところがわからない。日本の関心はむろん3年連続のホームラン王が来シーズンもプレーできるかどうかだ。
カーラ夫人「暴力的なところのない人だったので驚いた」
伝えられるところでは、フロリダの妻の自宅で、バレンティンが外から呼びかけても妻が応じないので窓から侵入し妻を部屋に閉じ込めたとか、外で話しているうちに屋内に引きずり込んで監禁したとか、どうもよくわからない。
日本時間のけさ15日(現地は14日)に会見したバレンティンの弁護士は、バレンティンは容疑を否認し、「春季キャンプまでに家族と日本に戻りたいといっている」という。これまた、離婚話とは合わない変な話だ。
テレビ朝日ニューヨーク支局の外山薫記者がフロリダまで飛んで、カーラ夫人を取材した。自宅前に娘を抱いて現れた夫人が語ったところでは、バレンティンが話がしたいとやって来たが夫人は無視した。「これまで暴力的なところのない人だったので驚いた」と話す。
映像もあって、見たところ普通の様子だ。夫人は涙を浮べて「彼も人だから間違いもある」ともいったという。何らかの暴力行為はあったらしい。弁護士によると、バレンティンは15日に裁判官と面接して、保釈を求める予定だという。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト