きのう14日(2014年1月)、細川護煕元首相は都内のホテルで小泉純一郎元首相と会談し、その後に東京都知事選への出馬を表明した。司会の小倉智昭はゲストの田崎史郎(時事通信解説委員)に「細川氏の出馬表明で、都知事選の立候補者はほぼ出そろったのでしょうか」と聞く。田崎は「出そろいました。国会議員を辞めた東国原氏も出るのではという見方もありましたが、調査をしたところ思うような数字が集まらず、出馬は見送られたようです」と解説した。
小泉元首相が選挙カーに同乗―再び「自民党ぶっ壊し」旋風
小倉「小泉さんが細川支持を表明したことで、同じ選挙カーに乗って遊説する場面というのはありますかねえ」
田﨑「その可能性は大いにあります。そうなれば、有権者に与える影響も大きいでしょう」
小倉「だから自民党は警戒し、殿ご乱心とか、細川さんが首相を辞任した理由の佐川急便からの1億円借り入れ問題などを再び持ち出しているわけですね」
田崎「ただ、先週の土曜日から月曜にかけて、自民党はいくつかの調査機関を使って世論調査をしています。その結果は、自民党が推す舛添候補がダントツで、その後に細川氏や宇都宮氏が続いています。自民党から細川さんに対するいろいろな発言が飛び出してきていますが、それほど攻撃的ではありません」
小倉「今度の都知事選で、原発問題はどこまで争点になるでしょうか」
田崎「忘れてならないのは、原発を再稼働させるかどうかの権限は国にあって、東京都にはありません。また、両首相の連携も往年のスターたちが再登場したようなもので、前回通りにいくかどうかはわかりません」
東京は電力の最大消費地だ。原発を福島や新潟に造らせておいて、「原発は国政の問題」と他人事のように言うわけにはいかないのではないか。