神奈川県相模原市の小学5年の女児(11)が11日夕(2014年1月)から行方不明になっている。飼い犬の散歩に出たのだが、リードをつけた犬だけが戻ってきて、本人は帰らず。相模原署は事件と事故の両面から捜索をしているが、2日半経ったいまも安否につながる情報はない。
目撃証言「犬がしばらく道端で座ってた。女児を待っていたのでは」
女児が散歩に出たのは午後4時頃で、それまで遊んでいた友だちが帰宅したあとだった。散歩道は自宅から住宅街を抜け、家の途切れる畑道をたどって、相模川沿いを戻ってくる約1.5キロだ。まだ明るく、畑道のあたりでは犬を散歩させる複数の人とあいさつを交わし、多くは顔見知りで覚えていたが、目撃 が途絶えたのはその後だ。
リポーターの所太郎が実際に歩いてみると、家から最も離れたところで相模川へ向かって下り坂になる。所は「住宅から遠く死角になっている」と伝える。相模川沿いは柵があるが、深く切れ落ちた崖になっている。このあたりでは、不審な車の目撃情報もあるという。
女児は三姉妹の末っ子で、家出をするような状況はなく、交通事故とか転落も考えられるが、事件の可能性も否定できない。近所の人は「犬がしばらく道端で座っていた。女児を待っていたのではないか」と話す。父親は帰ってこなかった日の午後6時40分に警察に届け出ている。
相模原署は近隣に目撃情報を呼びかけ、相模川沿いの崖や薮の捜索を続けている。女児は身長155センチ、不明になったときの服装は黒のジャンパーに紺のジーンズ、白いスニーカーだった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト