イタリア・セリエAの名門クラブACミランに移籍した本田圭佑選手は12日(現地時間2014年1月)、低迷中のチームはリーグ下位で降格圏のサッスオーロに敗れたが、本田はその試合に途中出場した。セリエAデビュー戦となった。
「日本人は諦めないとしていたが、彼は試合でその心を見せてくれた」
「朝ズバッ!」はオンダのデビューから一夜明けた「地元の評価」を特集していた。ACミランを20年取材し、この試合の選手評を書いたというガゼッタ・デロ・スポルト紙記者は「本田はよかった。(おしいシュートを打ち)ほとんどゴールしたようなものだ。彼は会見で日本人は諦めないとしていたが、試合でその心を見せてくれた」と評価する。そのほか、おおむね好評だったとのくくりである。
その一方では、「(イタリアには)目の肥えたファンがいるし、目の肥えたマスコミは結果を出さないと手のひら返しますからね。はやく結果出してほしい」(井上貴博アナ)と、今後のマスコミの手のひら返しを警戒する向きも。
この「朝ズバッ!」が目利きかどうかは別として、日本選手が海外でひとたび結果を出せばイヤというほど取り上げ、しばらく出さなければ存在しないがごとく忘れられるというのが、日本のテレビの典型的な取り扱い法である。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト