「世界で最も影響力のあるパキスタンの16歳」銃撃のマララ―すべての子供が学校に通う姿が見たい

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共感広がるアフリカ―ウガンダ唯一の女性アナウンサーがマララの言葉放送

   昨年7月(2013年)、国連でマララが訴える言葉の一つひとつをじっと聞いていた女性がいた。国連に招待されて、アフリカ・ウガンダ北部のパデール県からやってきたナキア・ジョイス(25)だ。ジョイスは13歳の時、マララと似たような体験をしている。通学途中で武装集団に襲われ2人の友人を失った。ジョイスはマララの力強い訴えに勇気と希望を得て、現在、ウガンダで唯一の女性アナウンサーとして放送を通じマララの言葉を発信している。

   国谷がマララに尋ねた。「10年後、20年後に何をしていると思いますか」

マララ「すべての子どもたちが学校へ通っている姿を見たいです。多くの学校を建て、子どもたちが通う姿をこの目で見たいのです。私はそれを実現するために政治家になりたいのです。国全体を発展させるのには最善の方法だからです」

   マララのもとには、世界銀行からの20万ドルをはじめ各地から寄付が寄せられている。それをもとに教育基金を立ち上げ、故郷パキスタンの少女40人を学校に通わせている。内戦で教育の機会を奪われているシリアの子どもたちにも手を差し伸べる準備をしているという。

   あたり前のようにすべての子供たちに教育の機会が与えられる日本では、親による虐待やいじめによる不登校の児童が増えている。それに比べると、マララはあまりにも違う苛酷な環境下で育った。だからこそ自由の尊さ、学校で学ぶことの大切さがわかるのだろう。

モンブラン

NHKクローズアップ現代(2014年1月8日放送「16歳 不屈の少女~マララ・ユスフザイさん~」)

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