札幌でタミフルが効かない新型インフル!今月下旬のピークに都府県に広がる心配

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   日本列島がこの冬一番の寒波に見舞われたきのう9日(2014年1月)、札幌からいささか心配なニュースが飛び込んできた。タミフルなどが効かない新型のインフルエンザ・ウイルスが相次いで発見されたという。インフルエンザの流行ピークは今月下旬からとみられ、各地に広がらないといいのだが…。

2009年流行の「新型ウイルス」が変異!新学期はじまると一気に流行

   発見されたウイルスは「H1N1型」といわれ、2009年に流行した「新型」が変異したものだという。札幌市衛生研究所に昨年11、12月に送られてきた 5つの検体すべてがこれだった。インフルエンザに有効とされるタミフルとラピアクタが効きにくいことも確認された。薬の効果を示す「感受性」が通常の500分の1なのだ。専門医は「効かなければ次の手を考える。薬はほかにリレンザ、イナビルがある」という。リレンザ、イナビルは吸入式だ。

   今回の検体は患者間の感染はなかったが、札幌市内でこのウイルスが広がっているようなのだ。保健所も「他の都府県でも出てくる可能性がある」と警告している。「インフルエンザの予防接種が効かないと、子どもが不安ですよね」と親たちが心配している。

   黒宮千香子レポーター「札幌の小中学校はまだ冬休み中なので、学校が始まったとたんにワッと広がるのではないかと心配されています」

   新型ウイルスはA2009型から派生したものだが、A2009型に感染した検体のうち耐性ウイルス(タミフルなどが効かないタイプ)の発生割合を見ると、09~10年には510検体中3件(0.6%)。翌年は88件中1、次の2シーズンはゼロだったが、今冬は6件中6件(100%)だ。

   司会の羽鳥慎一「変異してるんだ」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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