全国200か所の地検支部で「接見室」あるの3割
カネも借りようとしたが、友人もカネを持っていなかったということも考えられるのではないか。コメンテーターの深澤真紀(編集者)は「私が驚いたのは、全国に200か所あるという検察支部に、弁護士と接見する接見室があるのは3割だけということですよ。あらかじめ逃走経路の下見をしておけば逃げられるという施設の不備があったのではないでしょうか」と呆れる。
小倉「容疑者が逃げたのは支部最上階の6階の取調室で、そこから外に出ようとすれば、エレベーターか階段を使うしかない。その6階から短時間で外に逃げだしたということで、支部内部の警備はどうなっていたんでしょうか」
支部から出たところに知人がバイクで通りかからなかったら、車を止めて運転者を引きづずり出して奪うとか、カージャックするなどのさらなる凶悪犯罪が起こったかもしれない。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト