鳥取・米子市で殺害された72歳の女性が、「男につきまとわれている」と9回も警察に相談していたことがわかった。ストーカー被害は若い女性と思いがちだが、考えてみれば、高齢の女性でも対象にはなりうる。 男の方は間違いなく高齢化しているのだという。
住宅焼け跡から窒息死の遺体で発見
殺害された角好江さんは2日(2014年1月)の午前1時ころの住宅火災があり、焼け跡から遺体で発見された。しかし、焼死ではなく、顔や腹部に殴られたような痕があり、司法解剖で死因は窒息死とされた。何者かに殺害されたとみられる。遺体近くにあった手提げ袋から現金20万円がみつかり、金品が獲られた形跡はなかった。
角さんはおととし11月から去年7月までに9回、警察に「自宅周辺や外出先で、男に待ち伏せされている」などと相談していたことがわかった。警察は相談の対象になった男と事件の関連を含めて捜査を続けているという。
近所の人たちは「ストーカーにあってるんだというので、エーッといったら、『知り合いだから』といわれました」「警察には相談していたようです。ただ、つけられているだけで、何にも被害がないので、警察も何もできないといわれたと話してました」などという。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト