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<麦子さんと>故郷に帰って初めて知った死んだ母の本当の姿…悔恨と思慕の旅

   監督は「純喫茶磯辺」「ばしゃ馬さんとビッグマウス」の吉田恵輔だ。母親の愛を知らずに育った麦子(堀北真希)の元に、突然、母親・彩子(余貴美子)が現れる。兄の憲男(松田龍平)は逃げるように家を出てしまい、麦子と彩子の奇妙な生活が始まった。しかし、母親は末期の肝臓ガンを患っていて程なく死んでしまう。納骨のため、母親の生まれ故郷にやってきた麦子は、若いときの彩子にそっくりと町の人々に歓迎され、それまでは気づかなかった母の意外な一面を知る。

   この映画に出てくる母親像に共感できる人は多いと思う。おせっかいで、勝手に部屋を掃除して大切にしているマンガ本を捨ててしまったり、目覚まし時計の音が異様に大きかったり、「母親あるある」を詰め込んだような母親を余貴美子が見事に演じている。

   母親の生まれ故郷で初めて母親と向き合うという構成もすばらしく涙を誘う。正月の里帰り前におすすめの映画だ。

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