プロ野球の楽天はきのう25日(2013年12月)、日米間の新たなポスティングシステム(入札制度)を容認することを決め、田中将大投手(25)に伝えた。大リーグへのGOサインだ。米球団の関心も高く、松坂大輔、ダルビッシュ有を上回る熱い交渉がはじまりそうだ。
新ポスティングで移籍金は松坂、ダルビッシュの半分
田中に決定を伝えた球団の立花陽三社長は「新制度には多くの問題があるが、田中投手の7年間の貢献度の大きさと、それを一番に考えた三木谷(浩史)オーナーの決定が大きい」と語った。田中は「球団には感謝の気持ちでいっぱいです。ひとまず一歩進んだ」と話した。
仙台のファンは念願の日本一をもたらした田中がいなくなるのだから複雑だ。「おめでとう」「ちょっと寂しいかな」「いい夢をありがとう」「決まっちゃったね」から、「悲しい。涙が出ちゃう」(仙台の仮設住宅の82歳女性)までさまざまだ。
新ポスティングは選手は複数の選択肢があるが、球団が提示する移籍金に約20億円の上限を設けたため、球団に入る金額はかつての松坂、ダルビッシュの半額以下になる。楽天はこれを不満として新システムに反対していた。
司会の羽鳥慎一「楽天はビジネスより田中投手の夢の後押しを選択したということですね」
高木美保(タレント)は、「これをもし阻止したら、会社に対する風当たりが…(笑い)。イメージとしても『応援します』っていうのがいいですよ」
羽鳥「24勝0敗がいなくなる」
高木「穴埋めできるんですかね。野球わかんないけど」
解説で登場の元巨人の投手・角盈男は「24勝の穴埋めはまずできないでしょうね。しかも0敗ですから、3人くらいでカバーしないといけないが、 よくぞ決まった」