元「光GENJI」のメンバーで俳優の大沢樹生(44)の16歳になる長男が、DNA鑑定で実の子供でないことがわかったと「週刊女性」「週刊新潮」が報じた。大沢きのう24日(2013年12月)、事実だと認め「実子として育ててきたわけで、急にぶれることはない」と言いながらも、「正直、受け入れられないのが本音」と苦しい胸の内を語った。
たまたま遺伝子検査したら「父性確率0%」
長男の母親は女優の喜多嶋舞(41)で、1996年に「子どもができた」と結婚を発表して、喜ぶ大沢さんが話題になった。コンサートでも「まさか俺が結婚するなんて」とつぶやいて、それがまたサマになったものだった。2人は9年後に離婚して、喜多嶋は07年、大沢は08年にそれぞれ再婚している。長男は離婚後ずっと大沢と暮らしていた。この子どもが実子でなかったというのだから、大沢のショックは大きい。
当然ながら、実の父親はだれかということになる。喜多嶋はそれには触れず、「なぜいま書かれるのか」と怒りのコメントを出した。実子でなかったことで長男の親権は大沢から喜多嶋に移り、本人の希望でアメリカで生活しているという。
DNA検査は、大沢が再婚して最初の子が死産だったため、遺伝子を調べるつもりで行ったという。長男が性格や体格が似ていないので、そのときについでに調べた結果が「父性確率0%」だった。大沢は「彼とはいい思い出がいっぱいありますからね。これで追い出したといわれると心外だ」と話す。
最近増えてる「自分の子じゃなかったトラブル」DNA鑑定が安くなって簡単に検査
弁護士の大澤孝征が法律関係を解説した。「DNA鑑定が簡単に安価にできるようになって、最近こうした例が増えていると思います。以前、法律家が関わるのは認知の段階が多かったのですが…」
民法では、結婚して200日を超えて産まれた子、あるいは離婚して300日以内に産まれた子は「夫の子」と推定される。この推定は1年以内に嫡出否認を訴えないと確定してしまい、法的には親子関係が固まってしまう。大澤は「法律は父親のない子を作らないことを主眼にできている」という。「ことの真実は別として、子どものためにはこれがいいと判断するわけです。しかし、昔は調べられなかった真実がいまは調べられる。そうなると、法律がこれでいいのかどうか、考える時期にあるのかもしれません」という。
司会の羽鳥慎一「喜多嶋さんのケースはおいて、話を一般化すると、こういうことは多いんだなということですかあ…」
萩谷順(法政大学法学部教授)「ここまでわかるようになると、いろいろ起る。この場合は、16歳の子どものプライバシー、個人の尊厳の問題もありますよね」
羽鳥は「命とは、と考えざるを得ない」と上手く一般論に逃げたが、この問題はやっぱり喜多嶋だろう。ひとこといってやりたくなる。まあ、いちばん言いたいのは大沢だろうが…