最近増えてる「自分の子じゃなかったトラブル」DNA鑑定が安くなって簡単に検査
弁護士の大澤孝征が法律関係を解説した。「DNA鑑定が簡単に安価にできるようになって、最近こうした例が増えていると思います。以前、法律家が関わるのは認知の段階が多かったのですが…」
民法では、結婚して200日を超えて産まれた子、あるいは離婚して300日以内に産まれた子は「夫の子」と推定される。この推定は1年以内に嫡出否認を訴えないと確定してしまい、法的には親子関係が固まってしまう。大澤は「法律は父親のない子を作らないことを主眼にできている」という。「ことの真実は別として、子どものためにはこれがいいと判断するわけです。しかし、昔は調べられなかった真実がいまは調べられる。そうなると、法律がこれでいいのかどうか、考える時期にあるのかもしれません」という。
司会の羽鳥慎一「喜多嶋さんのケースはおいて、話を一般化すると、こういうことは多いんだなということですかあ…」
萩谷順(法政大学法学部教授)「ここまでわかるようになると、いろいろ起る。この場合は、16歳の子どものプライバシー、個人の尊厳の問題もありますよね」
羽鳥は「命とは、と考えざるを得ない」と上手く一般論に逃げたが、この問題はやっぱり喜多嶋だろう。ひとこといってやりたくなる。まあ、いちばん言いたいのは大沢だろうが…
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト