千葉市花見川区の住宅できのう18日(2013年12月)未明に不審火騒ぎがあったが、実はこの家は8日前に4人の死者を出す火災があったばかりだった。むろん人気も火の気もない。電気も通っていない。状況から放火しか考えられない。「1度焼けた家に放火」と住民は不気味さに怯えている。
告別式もまだだというのに…
きのうの火事を見つけたのは新聞配達員だった。午前2時ころ、「2階の部屋から煙が出てパチパチと燃えていたので電話した」という。この家は10日午前4時ころに1階付近から出火し、木造2階建て約150平方メートルを全焼した。寝ていた一家7人のうち3人は逃げたが、4人が焼死した。家は屋根や外壁は残っているが、内部は丸焼けで、人が住める状態ではなかった。亡くなった4人の告別式が23日に行われる予定だった。
きのうの出火は2階のベランダ付近だ。内部は完全に焼けていて、2階に上る階段が使えるかどうかもわからない状態だった。いったい、だれがどうやって上ったのか。現場のリポーターの井口成人が、隣の家の2階から見ても、火の出たベランダ付近に行く方法はなさそうだ。近所の人たちも「怖い」と口々にいう。
前の火事も放火の可能性…犯人に強い恨み?
司会の羽鳥慎一「1週間やって同じところから出火ですからね。怖いうえに、何なんだろうと思いますよね」
赤江珠緒キャスター「最初に起きた火災との関連性も考えられますね。今回は放火だということですか」
井口「専門家は、まず自然発火は考え難い、放火の可能性が高いと話しています。じゃあ、どうやって、となると、下から投げ込んだか。8日前の火災の原因がまだ特定できていないんです。1階部分が激しく燃えていて、玄関付近から出たのではないかと見られているのですが…」
羽鳥「だとしたら、前回も放火とも考えられますよね」
井口「考えられるが、なんともいえない」
そこを警察・消防に聞くのがリポーターの役割だろうに、「近所からは、また火をつけられると怖いので、早く家を取り壊してという声が出ています」と話はそれてしまう。松尾貴史(タレント)が「もし放火なら、怨恨とかいろいろ考えられますが…」とコメントして終わったしまった。
それはないだろう。警察・消防の見解が出てこない。きのうはお休みだったのかな。もういちど取材しなおせ。新聞もとりあげてない、まさにテレビ向きのネタではないか。