都内にあるドコモショップで開かれた講習会で、60代女性がスマホとにらめっこしている。柏木厚志リポーターが「何をしているのですか」と聞くと、「ライン(LINE)を教えてもらっているの」と話す。「真相チェイス!直撃御免」コーナーでLINEのメリットとデメリットを取り上げた。
不要派 「この歳になって必要性は感じない」「覚えるのが面倒臭い」
柏木が街行く50代以上の人にLINEについて聞いてみると、60代男性は「この歳になって必要性は感じない」、50代女性は「興味はあるけど、覚えるのが面倒臭い」と話す。
柏木「LINEは世界で230以上の国や地域で利用されています。日本では利用者の中心は30代ですが、50代以上が16.7%と2割近くを占めています」
携帯電話の通信網は、電話は音声通信網、情報やメールはネット通信網の2回線になっているが、LINEは1つの通信網で済む。「LINEはネットを使いますが、その利用登録料は無料です」(柏木)
埼玉県に住む長崎さんの一家は、夫婦と長男、長女、次女の5人で利用している。母親が夕食のメニューを送信すると、次々と子供たちから返信があった。「これを携帯メールで行うと、1通ずつ分散されます。LINEを使えば返信は1画面ですべてが表示され、画面をスクロールするだけでどんな返信だったのかがわかります」(柏木)
「友達の友達は友達じゃない」
メインキャスターの小倉智昭「先日、共演したくまモンに人気のスマホは使わないのと聞いたら、指が太くて使えないと話していた」
柏木「世界中で3億1000万人がLINEを利用しています。1日に換算すると50万人です。でも、絶対安全ではありません。セキュリティーの面では友達自動追加とIDの自動検索許可はオフにしておくことが必要です」
若い人はこれで一気に友達の輪を広げるわけだが、それがストーカーやイジメなどの犯罪のきっかけになることも少なくない。「友だちの友だちは友だちじゃない」が鉄則だ。