米軍ヘリ不時着・横転!三浦・三崎港「日曜朝市」駐車場…平日でよかった

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   きのう16日(2013年12月)午後3時半ごろ、神奈川・三浦半島突端の埋め立て地に米軍厚木基地所属のヘリが不時着し横転、乗組員4人のうち2人が骨折 など重傷を負った。建物や住民への被害はなかった。

   現場は三崎港の西端にある埋め立て地で、日曜の朝市で駐車場に使われているが、事故の時はだれもいなかった。道路を隔てた反対側には冷凍倉庫があり、作業中の人がいたが無事だった。一番近い住宅からは500メートルほど。小学校や市役所も近い。

原因究明、機体回収すべて米軍―日米地位協定で日本警察は手出しできず

   テレビは近くの住人の「怖い」「怖い」という声を集め、「あわや大惨事!」などとお決まりの映像だ。現場の状況から、ヘリは不時着するために人のいないところを選んで降りたとみられるが、失敗して横転したのだろう。4枚のローターが折れて飛散した。乗員は「トランスミッション(変速機)の不調だ」と話したという。横須賀港の原子力空母「ジョージ・ワシントン」配属で輸送や救難が任務だが、事故の状況や飛行コース、目的など詳細は不明だ。

   神奈川県警は現場に規制線を張ったが、遅れて到着した米軍はさらに内側に規制線を張り、最終的に原因究明、機体の回収はすべて米軍が行う。日米地位協定通りで、米軍の公務での事件事故の捜査は米軍が行う。日本側は米軍財産について、捜索などをする権利を行使しないと合意している。

   米軍ヘリの墜落は8月にも沖縄のキャンプハンセンであったほか、04年には普天間基地に隣接する沖縄国際大学構内にも落ちたが、いずれも米軍がすべて を仕切り日本警察の介入を拒んだ。いずれも地位協定に基づく措置だが、国際大学では米兵が取材カメラまでさえぎって問題になった。その後、新たなガイドラインも作られたが、きのうの日米の状況はこれまでと大差なかった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト