舞台ドタキャン騒動なぜ続く?契約書交わさずいまだ口約束が慣行の芸能界

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   今年(2013年)の芸能界は舞台トラブルが多い。舞台稽古を休み訴訟問題に発展した土屋アンナ(29)、酒井法子(42)の舞台降板、体調不良で舞台を降板した女性タレント、寝坊して舞台に穴を開けた男性タレントなどなど、甘ったれているとしか言いようのないトラブルもが目立つ。芸能リポーターの井上公造は芸能界を覆っている「あいまいさが原因」だと厳しい指摘をした。

酒井法子騒動「僕の舞台に出てくださいよ」「いいですねえ」で行き違い

   井上は酒井法子の例を挙げた。今年7月に舞台の脚本、演出をすることになっていた俳優の今井雅之が、酒井法子事務所の社長と会い、酒井の舞台出演を依頼した。このときの話し合いで社長が快諾したと思っていた今井のところへ、酒井事務所から酒井の舞台降板を知らせてきた。

   今井は自身のブログで憤懣をぶちまけていたが、井上によると、社長から快諾されたと思ったのは誤解で、あくまでも儀礼的なやり取りだったらしい。「きちんとした契約書というものもなく、芸能界に依然として多いあいまいさが原因だった」と指摘した。

   井上は「アメリカのショービジネスの世界のように、分厚い契約書を交し、ペナルティーにしっかり囲まれていればきっちりするのでしょうが、ここらへんはまだまだあいまいさが多い」と嘆いたが、司会の加藤浩次は「舞台はおろか、吉本興業ですら地元でも契約していないですからね」と同調した。

   ルーズな口約束だけの芸能界。騒動が起きる度にその顛末を取り上げるテレビ局には「お疲れさま」としか言いようがない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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