日本維新の会の東国原英夫・衆院議員が議員を辞職するという。メインキャスターの小倉智昭は「党幹部との意見が合わず離党ならわかるが、議員辞職までとは理解できない」と話すと、笠井信輔アナは「時事通信の田﨑史郎解説委員に聞いてみました。田崎さんの分析では『迷走を続ける猪瀬直樹都知事の辞任を読み込んでのことではないか』との事でした」という。
東京都議会総務委員会は10日(2013年12月)も猪瀬知事の5000万円問題の集中審議が行われ、猪瀬の右往左往答弁が続いた。
「徳田毅議員サイドから選挙資金援助じゃまずいという連絡あった」
小川邦彦都議(共産党)が「問題発覚直後の会見では、5000万円は政治資金としていたが、その直後に個人的借用となったのはなぜか」と迫ると、猪瀬は、「徳田毅議員サイドから、資金援助はまずいという連絡があった。それで個人的な借用とした」と答弁した。やはり、5000万円は選挙資金提供だったのだ。
岸本哲也リポーター「知事は丁寧に答えるように見えますが、肝心なところはあいまいです。きのうの都議会では、徳田虎雄氏への挨拶回りの理由が都知事選への支援依頼だったこと、5000万円を保管していたという貸金庫は妻に頼んで借りてもらったこと、札束は帯封がついていて中身の確認は自宅に帰ってから行ったことなどを明らかにしました」
都議会・集中審議では全党が「辞任要求」
メインキャスターの小倉智昭「こうした話は、問題になったときに正直に話していればここまでこじれなかったのではないのかな」
コメンテーターの橋口いくよ(作家)「猪瀬知事は強面で強い感じ。でも、今回の質疑応答を見ていると、攻めるのは強いが、守るのは弱いという印象ですね」
集中審議では質問にたったすべての党が猪瀬に辞任を求めた。このままでは議会運営は無理だし、都職員の間でも「あんな金を職員が借りたら免職なのに
…」という声は強い。都知事に留まるのはかなり難しい状況になっており、東国原はチャンスありと思っているのだろうが、都民はそんなに甘くも馬鹿でもないぞ。