メキシコ国境付近で活動しているこの弁護士は、美しい女性との結婚を控え、人生の絶頂期にあった。しかし、彼は麻薬の密売という裏の顔を持っていた。一つの小さなミスから、彼の人生は破滅へと進んで行くことになった。
主人公の通称カウンセラーにマイケル・ファスベンダー、彼の美しい婚約者はペネロペ・クルス、鍵を握る謎の女キャメロン・ディアス、彼女に翻弄される実業家ハビエル・バルデム、さらに麻薬のブローカーにブラッド・ピットと豪華スターが名を連ねる。監督は「エイリアン」「グラディエーター」のリドリー・スコットが担当したサスペンスだ。
ああ、罠に落ち騙され身は破滅…女好きにもほどがある
スターを並べると駄作になりやすいというジンクスは、やはりあるようだ。リドリー・スコットの監督ならなら派手なアクションシーンも期待できると、予備情報なしに見に行くと驚くことになる。
まず、エロテッィクな描写が満載で、キャメロン・ディアスの「車ともSEXできる」という雌豹ぶりは圧巻である。そして、男どもはこぞって美女に終始振り回されっぱなしである。いとも簡単に罠にもかかるし、騙されるし、もう可哀想になるくらいだ。タイトルも「悪の法則」より「女好きにもほどがある」の方がふさわしいくらいだ。
男をダメにする美女はキャメロン・ディアスとペネロペ・クルスだが、2人は「バニラスカイ」でも共演している。プールサイドで寝そべる2人のややたれ気味の胸、目じりの深い皺にそって引かれた濃いアイラインを見ていると、とてもセクシーなのだけれど、「あぁ、2人ともやっぱり年をとったんだなぁ」としみじみ感じてしまう。
PEKO
おススメ度☆☆☆