チラシには小さく見えない文字で「「ダイエットには適度な運動も必要です」
発売元の「コマースゲート」は「責任者がいないのでコメントできない」と逃げる。ホームページには「広告作成に際して正しい情報を適切に提供する姿勢が十分ではなかったと深く反省しております」とあった。
折り込みチラシを小松靖アナが見せて、「ここを見てください」と指したのが、左端にある小さな書き込みだった。小さくてまったく見えない。拡大してもまだ小さい文字。さらに拡大したら「使用感には個人差があります」「ダイエットには適度な運動も必要です」とあった。これは天眼鏡でももってこないととても読めない。
小松「それらも含めて、消費者に誤解を与える誇大広告だと、国の認定したわけです」
司会の羽鳥慎一アナ「これは小さすぎますね。あとで言われてももちょっとねえ」
吉永みち子(作家)「痩せようと思っても痩せないんだから、努力しないで痩せるなんてあり得ないんですよ」
羽鳥「これプラス運動すれば効果があるんだろうけど、その文言だけ見ると、痩せたいと思ってる人はひかれてしまいますよ」
アメリカでは違法表示で得た利益を没収する制度がある。日本は違法表示を改めれば罰則はない。
吉永「それまで儲けたモノは自分のものになる」
長嶋一茂(スポーツキャスター)「CMでも薬にはきびしいけど、サプリにはね」
飯田泰之(明治大准教授)「消費者も痩せたとかいう体験談をあまり信じちゃいけないですよ」
だれも信じちゃいないだろうが、それでもつい、というのが悲しいところ。売る方は巧みにそこをついてくる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト