2014年の「ミシュランガイド東京・横浜・湘南」がきのう3日(2013年12月)に発表になった。星付きレストランは昨年より5店減って281店。今年後半にホテル・レストランの食材偽装表示が明るみに出たが、ホテル部門の評価は「あくまで快適度で、料理は対象外」ということで関係 なしとされた。むしろ話題は別のところにあった。
新カテゴリー「ビブグルマン」は5000円以下のフレンチやイタリアン157店
新たに設けられたカテゴリー「ビブグルマン」は、星はつかないが5000円以下で楽しめるコストパフォーマンスのいい店のリストだ。フランス料理店78店とイタリア料理店79店、計157店が並んだ。なかには1050円以下で楽しめる店もあって、これはたしかに革命だ。
そのひとつ、江東区の「クチーナ・シゲ」はパスタランチ1000円が売りだ。5種類から選べるパスタのメインディッシュと日替わりの前菜、天然酵母のパンとコーヒーというメニューである。本場イタリアで4年半修行したオーナーシェフの石川重幸さんが旬の食材で作るメニューは、「リーズナブルな価格でイタリア料理を楽しんでいただける」という。ミシュラン掲載は「うれしかった」
むろん全部の店ではないが、157店の約13%が1000円クラスだという。
家族で行けるランチ
司会の羽鳥慎一「ランチ1000円はいいですよね」
立花胡桃(作家)「ミシュランというと、接待とか大切な記念日というイメージだったけど、これなら家族で楽しめる」
羽鳥「3ツ星のレストランというと、行くというより、行った人に『どうだった?』と聞くものだった」(大笑い)
松木安太郎(サッカー解説者)「行きたくても行けない。1000円なら行けるなぁ」
ガイドを見ていた萩谷順(法政大学法学部教授)に、羽鳥が「どうです?」と聞く。「私の大学の近くの神楽坂にはフランス人コミュニティがあるんです。まだまだ神楽坂は開発の余地があると、ミシュランの人にいいたい」
ミシュラン・ガイドは6日発売だが、1000円ランチのために買うというのもなんだか侘しいような…。