軍部急進派の発言力強まり朝鮮半島緊張
ソウルの野村友弘記者がけさ4日の韓国メディアの報道を伝えた。失脚の理由は権力闘争に敗れた、ナンバー2の権力が大きくなり過ぎたなどさまざまだが、南北関係では張は穏健派と見られていたことから、今後は緊張が高まるとの観測もあるという。
「コリアレポート」の辺真一・編集長は「処刑は張氏の同意なくしてはできませんよ。張氏も監督責任があるはずで、あるいは張氏も関わっていたのかもしれません。更迭は妻の金慶喜氏の同意、党幹部の同意なしではできないから、同意したということでしょう」という。
司会の赤江珠緒「本当に失脚していたら状況は変わるのでしょうか」
辺「改革派でしたから、それが失脚したとなれば、軍の強硬派が追いやったということ。今後、核とかミサイルとかで強硬な態度を見せる可能性もあります。日本にとっては、拉致問題も後退するだろう」
ただ、今回の情報には辻褄の合わない部分がいろいろあり、失脚説を否定する見方も依然としてある。金正日総書記の命日の17日にだれが顔を見せるかで判断するしかなさそうだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト