在コンゴ日本大使館火災―3等書記官の放火だった!「公金使い込みバレそう」

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小規模公館で起こりやすい金銭不祥事

   外務省の金をめぐる不祥事では、10年ほど前に在ソロモン大使館の会計担当書記官、在ネパール大使館の1等書記官などが処分を受けている。田中眞紀子外相時代の01年には、外交機密費の不正流用で職員が実刑判決を受ける使い込みが発覚、田中の「外務省は伏魔殿」という言葉がニュースになった。

   司会の羽鳥慎一「これが事実だとすると、証拠隠滅のために外交官が大使館に放火したということですかねえ」

   黒宮千香子レポーター「2200万円というお金が金庫にあったというのもびっくり」

   元外交官の評論家・小池政行氏は「金庫に2000万円は多すぎる。1000万円以上置いておくことは少ないですね。金の管理は大使、次席が見ることになっているが、書類だけだから、実際は担当者にしかわからない。会計担当が1人だと1人で全部できてしまいます」という。

   日本の在外公館は現在135だが、1991年には107だった。06年の第1次安倍内閣から急に数を増やしたという経緯がある。小池氏は「7割が小規模公館で、こういうことが起こりやすい体質を持っています。自殺、横領、賃料の不払いとか、表に出ない不祥事はたくさんあります」

   羽鳥「現場がどれだけ使命感をもって取り組むかということになりますね」

   小池「使命感をもって取り組む仕事もないところに、モノを作っちゃうからこうなる。拠点大使館を作る方が効率的がいいんです」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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