週刊文春・週刊新潮「反韓反中記事」人気の不気味…不安になる両国との関係悪化
韓国・中国に対する批判をこのところ『週刊文春』『週刊新潮』が熱心にやっている。週刊文春は「『中韓同盟』10の虚妄」という大特集。目次を拾ってみると「伊藤博文暗殺テロリストを現地ハルビンの中国人は誰も知らない」「共同研究なんてムリ 中国の歴史は『プロパガンダ』韓国は『ファンタジー』」「朴槿惠は『韓国の土井たか子』習近平は『中国の小沢一郎』」
週刊新潮は「『朴槿惠大統領』を反日に染め上げた父の捏造教育」とあり、「ソウル近郊『反日スポット』ここまでやるか!」「まもなく石碑建立でも『安重根』の『伊藤博文』射殺に異議あり」「韓国『労働者』は生き地獄」
今週は『ニューズウィーク日本版』でも「アメリカも困惑する韓国の世界観」という特集をやっている。興味のある方はご一読を。
だが、週刊文春と週刊新潮はなぜここまで韓国、中国への批判を続けるのだろう。振り返って、今の日本はそれほどいいのか? 安倍首相の特定秘密保護法案の採決強行を見てもわかるように、国民不在の国会運営や憲法改正をしなくても集団的自衛権の行使を出来る国に変えようという危険な動きに、もっと警鐘を鳴らさなくてはいけないのではないか。
だが、こうした企画が成立するということは、こうした考えに共感する人がいるということだから、このままいくと両国と日本との関係はさらに悪くなっていくのではないかと心配になる。