今度の日曜日(2013年12月1日)に開催される福岡国際マラソンで、最強の市民ランナー川内優輝選手と、かつては無職ランナーといわれた藤原新選手の直接対決に注目が集まっている。しかし、思わぬダークホースがいる。川内と同様の市民ランナーで、東大法学部卒業の松本翔選手だ。川内も「非常にクレバーな選手ですね」と松本選手に一目置いている。
練習時間つくるため実業団退部。いまは税務関連会社勤務
松本は税務関連会社に勤務していて、子供の頃から足が速く、中学まではサッカー部員でありながらマラソン大会で優勝することもしばしばだった。駅伝の名門校である宮崎・小林高校にトップ入学して陸上部に所属した。高3の冬に全国高校駅伝を走った2か月後、東大法学部に現役合格した。
司会の羽鳥慎一「2005年の箱根駅伝で、東大生としては21年ぶりに学連選抜で走っています。大学卒業後に陸上部のある実業団に入りましたが、入社3年目でオーバーワークとなり、どんなに練習をしても結果が反映されず、努力が結びつかない状況が続きました。そのため実業団を退部。夕方からの練習時間が確保できるいまの仕事に就き、自分で練習メニューを考え、自分のペースで練習を続けています」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト