浴槽につかる習慣ない中国―シャワーや体ふくだけ
司会の羽鳥慎一「まあ、文化の違いですから、僕らが何やってんだということが通用しないことがありますよね」
コメンテーターの舘野晴彦(『月刊ゲーテ』編集長)「日本人は世界の中でも相当清潔だし、湯船に入る習慣は世界でも少ないじゃないですか」
中国の文化に詳しいジャーリストの福島香織氏は「中国ではこれまで浴槽につかる習慣がなく、基本はシャワーか、身体をふくだけ。また、浴槽のある家は少ないので、日本人が湯船にこだわる感覚がわからない」という。
ここで舞の海秀平(大相撲解説者)が若い時の体験を告白。「実は恥ずかしい話なんですけど、私も大学時代、かけ湯をせずに湯船に入り、おじいちゃんに叱られたことがあります」
羽鳥「相撲部屋では、外国人力士にどうしているんですか」
舞の海「見よう見まねで覚えていきますね。ただ、(日本人の中にも)土を付けたままドバーッと入る嫌な、怖い先輩もいるんですよね。一瞬にして、まるでカフェ・オレみたいな風呂になります」
羽鳥「誰ですか?」
舞の海「いやいや」
東京五輪を控え、日本の「銭湯文化」を伝えることも「おもてなし」のひとつだろう。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト