HIV感染者が赤十字献血!チェックすり抜け数人に輸血…採血時の問診でウソ報告

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   エイズウイルス(HIV)に感染した血液が日本赤十字社の安全検査をすり抜けて数人に輸血されていたことが分かった。日赤が行なう献血の安全検査をHIV検査に利用する連中がいるからだった。

   今月上旬(2013年11月)、これまでに献血された血液を日赤が安全検査したところ、HIVの感染が判明した。もちろん、この血液は使用されなかった。ところが、献血していた男は以前にも献血を行なっていて、そのときすでにHIVに感染していたが、日赤の安全検査に合格して、その血液が数人に輸血されていたという。

感染検査代わりに献血

   HIV感染者にもかかわらず、なぜ安全検査をすり抜けたのか。日赤によると、HIVの感染初期はウイルスや抗体が少ないため検査で陰性となり、感染が分からない空白期間があるという。「ウインドーピリオド」と呼ばれるこの4週間余りの間に男が献血をしていたと見られている。

   日赤では通常、献血の際の問診で性的行為の有無について質問をしていが、この男は性的行為についてウソをついていた。厚生労働省は男がHIV検査目的で献血をしていた疑いが高いと見ている。

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   しかし、こうしたHIV検査のための献血をするケースが後を絶たない。汚染血液を輸血された数人は判明しており、HIVに感染しているかどうか調べている。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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