台風並みの爆弾低気圧で強風と雨が吹き荒れた25日(2013年11月)から一転、けさ26日の日本列島は穏やかな晴天となり、東京では最高気温が18度と10月並のぽかぽか陽気となった。
ところが、「とくダネ!」の気象予報士・天達武史によると、「油断できない」という。気温は一気に下がり、27日の最低気温は冬本番の寒さを迎えると予想している。
日本海側「傘忘れるな」、太平洋側「保湿忘れるな」
予想される27日の最低気温は、札幌1度、仙台2度、東京7度、名古屋4度、広島4度、鹿児島7度。例年より早い冬の訪れで、とくに28日以降も各地で真冬並の寒さが続き、西日本ほど冷え込むという。
天達によると、北陸・北日本の日本海側には「弁当忘れても傘忘れるな」ということわざがあるという。それほど雨や雪が多いということだ。太平洋側は、天達が考えた諺は「傘忘れても保湿忘れるな」。空気が乾燥し、火の元と一緒に肌の手入れも忘れないでと注意を呼びかけた。
キャスターの小倉智昭「寒いかどうかは、怜ちゃん(サブキャスターの菊川怜)の格好を見るとすぐ分かる。もうサッカーのサポーターが着るようなロングのダブルコートですから」
3か月予報「西高東低の強い冬型」
今冬はどんな寒さになるのか。気象庁は12月から来年2月までの3か月予報を発表した。天達の解説によると、西高東低の冬型気圧配置が強まり全国的に寒くなりそうだという。とくに、今冬は偏西風が日本付近で南寄りに蛇行して寒気が西日本回りで入ってくるため、日本海側で降雪量が多くなると予想している。太平洋側も年明けから雪になるケースが増えそうだという。
小倉「今年はカラ梅雨、猛暑、集中豪雨と続き、天候が例年通りとは行かなくなりましたね」
たしかに、ここ2、3年の冷え込みは首都圏でもきつい。