内視鏡などの負担・苦痛なし
司会の羽鳥慎一「僕たちの知らないところで、いろいろな新しい検査方法が研究されているわけですね」
コメンテーターの青木理(ジャーナリスト)「これまでのガン検診のネックは、内視鏡検査などで肉体的負担が大きかったことですよね。負担が少ない検査方法が普及すれば、早期発見の確率も上がると思います」
コーナー司会の石原良純(タレント)は泌尿器系のがんを数多く診察・治療してきた東京医科歯科大学の木島敏樹医学博士を訪ね、「尿細胞診検査」を紹介した。これは尿の精密検査でがんを発見しようというもので、すでに実用化されている。
石原「体への負担が少なく、全国の医療機関で受診可能です」
木島博士によると、「尿にどんな細胞が含まれているかを詳細に分析すると、腎盂ガン、尿管ガン、膀胱ガンという、尿路にある3つの臓ガンの可能性を調べられます」という。尿路のどこかにガンがあれば、ガン細胞が剥がれ落ちて尿の中に出てくるのだ。
石原「尿の色で判断する人も多いですが」
木島博士「尿の色は関係ありません。透明な尿の人でも初期段階のガンに罹っている場合があります」
犬も飼い主の体内にガンができるとにおいで気づくらしい。ガン検知犬の研究なんていうのもどうかな。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト