中国国防省は尖閣諸島の上空に「防空識別圏」を設定したと発表した。海上だけでなく、空からも日本の実効支配崩しをもくろむ。中国側が発表した防空識別圏は、朝鮮半島南側から台湾の北側にかけて尖閣諸島をすっぽり覆う形で設定されており、当然、日本の防空識別圏と重なる。
中国側はこの圏内に入る航空機の飛行計画届出を義務付け、従わなければ防御的措置を取ると脅している。
アメリカ・ケリー国務長官「東シナ海で衝突の危険性」
日本の防空識別圏は領空から22キロ外側に設定され、事前申告がない不審機が進入して場合は航空自衛隊のスクランブルの対象になる。
中国の挑発行為には、アメリカのケリー国務長官も「一方的な行動は東シナ海の現状を変えるようにするもので、地域の緊張を高め、衝突の危険性を作り出すだけだ」と強く批判した。
司会の小倉智昭「スクランブルで両国の戦闘機が防空識別圏の中で鉢合わせしたらどういうことになるのか。とんでもない事態になる恐れがあります」
中国が設定した識別圏は韓国の識別圏とも重なっていて、韓国も強く抗議している。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト