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巨人憎し!いよいよ募らせる中日・落合博満 GM来シーズン面白くなりそうだぞ

   『週刊現代』が「中日GM 血も涙もない落合博満の大リストラ これでいいのだ」という特集をやっている。なにしろ凄まじいコストカットを実行しているようだ。<11月4日から始まった契約更改の減棒総額はすでに6億円超。最終的には10億円近くのコストカットをするとみられている>(週刊現代)というのである。

   この大リストラの口火を切ったのは、かつて師弟関係だった井端弘和だった。2億5000万円から88パーセントダウンの3000万円を提示され、当然ながら自由契約を選んだのだ。評論家の江本孟紀氏がこう憤る。

<「落合GMは井端に対し、『戦力外の選手に金額は提示しない』とコメントしましたが、いくらなんでもその言い方はないだろうと思いましたね。『提示した金額に納得しなかったから、退団した』ということを強調したかったわけでしょう。88%ダウンなんて、実質的にはクビの宣告と一緒です。そう簡単に判は押せないに決まってるじゃないですか。功労者に対する仕打ちとしては、あんまりですよ」>

   たしかに非情なやり方ではあるが、力がものをいう世界なのだから致し方ないともいえる。落合の使命は「優勝」することなのだから。

   だが、捨てる神あれば拾う神あり。巨人が井端を取る可能性大だとスポーツ紙が報じている。そもそも、落合の原点には巨人に対する強烈なコンプレックスがあるというのだ。落合をよく知るベテランスポーツ記者がこういっている。

<「78年のドラフトでロッテに3位指名され、落合はプロ入りしました、実は巨人から2位指名を約束されていたんです。しかしこの年、江川事件があり、巨人がドラフトをボイコットした。そのため、約束は反故にされた。落合の野球人生は最初でいきなり狂ったんです」
 三冠王を何度とってもそれほど評価されなかった落合は、ロッテから巨人への移籍を決意する。しかし、その時も巨人にプライドを傷つけられたという。<「巨人は斎藤雅樹、水野雄仁とのトレードというロッテ側の要求に難色を示し、落合を獲らなかったんです。そのとき落合は、『巨人は俺のために、斎藤ごときも出せないのか』と怒っていた」(当時のロッテ担当記者)>

   落合ができたばかりのFA制度でやっと巨人に移籍できたのは94年。落合はすでに40歳で、最盛期はすぎていた。しかも、巨人は落合の入団から3年後に、次世代の4番として清原和博を西武から獲得し、結局落合を使い捨てにしたのだ。巨人憎しの落合が、どんな秘策を胸に巨人に戦いを挑むのか、来シーズンはおもしろくなりそうだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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