「裁判員」どちらの主張を真実と判断するか
司会の羽鳥慎一「被告の方に注目してみると、徐々に関係が深まっていったようにみえます。ただ、物証はなく、言い分がまったく対立していますね」
コメンテーターの宮田佳代子(城西国際大学非常勤講師)「妻に意図がなかったとしても、受け取った側がどう思ったか。そういうつもりはなくてということは、男女の関係ではよくあることですよね」
ゲスト・コメンテーターの弁護士の田中喜代重氏は「これは裁判員裁判なので、最終的に裁判員がどっちに真実性があると見るかですが、裁判員は職業裁判官よりも直感的な部分で判断するところもあるので、妻が共犯という疑いを払拭しきれないとなると、情状面で刑を1等減らすという判断に傾く可能性もあるわけです」という。
コメンテーターの堀潤(元NHKキャスター)「法廷のテクニカルな部分と裁判員の知識経験がどのように相対すればいいのか、本当に難しいですね。裁判員裁判の課題のひとつであるのかなと思いました」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト