大阪・小学校「睡眠剤入りシュークリーム」の暗闇…優秀な先生ほど同僚イジメ

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   大阪市平野区の小学校で起きた睡眠導入剤入りシュークリーム事件で、60歳の音楽講師の女性が急性薬物中毒にした疑いで書類送検された。高村智庸リポーターによると、「女性講師は被害に遭った女性教諭の指導方法が自分と違い、任せていたら子供たちが育たないと感じた。態度にも不満があり、いなくなればいいと思ったと話しています」と伝えた。

靴や教科書にも「ヤメロ」「バカ」の落書き

   昨年6月1日(2012年)の夕方、女性講師は職員室で開かれていた会議中に同僚教師たちに市販のシュークリームを配り、そのうちの1個に睡眠導入剤を混入して40代の女性教諭に食べさせた。教諭は食べて間もなく意識不明となり病院に搬送された。さらに退院してきた女性教諭の靴や教科書に「ヤメロ」「バカ」などと落書きし、器物損壊容疑でも書類送検されている。

   司会の羽鳥慎一「相当に根深いものがあったのでしょうかね。児童たちの評判はどうだったのでしょうか」

   高村「子供たちの評判はいいんです。あの先生がそんなことをするなんて嘘だと話す子もいました」と伝えた。

   ただ、この講師が着任した数年前から、数人の女性教諭が会議や入学・卒業式の途中で突然体調を崩したり気を失ったりして病院に搬送されることが続いた。教諭らは原因不明の眠り病と呼んで不思議がっていたという。

根底に教師と講師の立場の違い

   コメンテーターの前田典子(モデル)「学級崩壊や登校拒否、イジメなど学校は多くの問題を抱えているのに、こういうことが起きるとは信じられないですよ」

   羽鳥「それ以前からこの講師がやっていたとするなら、動機は何なんだろう」高村「きっかけは6年前にあったようです。それまでこの講師が担任をしていたクラスが、女性教諭に担任が引き継がれています。この時から、クラスを取られたと考え始めたのかもしれません」

   教育評論家の尾木直樹氏は「優秀な先生ほど、自分の方が優れているという思いで他の先生をイジメる傾向にあります。また、講師と教諭という立場の違いも影響している可能性があります」と話す。

   石原良純(気象予報士・タレント)「講師と教諭はどう違うのだろう。子供から見れば同じ先生と思われているでしょう」

   高村「たとえて言えば、正社員とパートタイムの違いです。教諭は教員採用試験を通った人。講師は欠員などで臨時に手当てした人です」

   青木理(ジャーナリスト)「同僚の先生たちは、この講師の行動に薄々気が付いていたというじゃないですか。やはり、学校や教育委員会の対応にも問題があったのではないですか」

   睡眠導入剤程度でよかったというべきか…。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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