B1グランプリ優勝「なみえ焼きそば」町おこしから町残しシンボルへ!福島浪江町帰還遠し

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   東京電力の福島第一原子力発電所事故から3年近くたつ福島県浪江町は、いっこうに住民帰還のめどがたたない。そんな浪江町を代表する「なみえ焼きそば」が今月10日(2013年11月)に愛知県豊川市で開かれたご当地グルメ「B1グランプリ」でゴールドグランプリに選ばれた。なみえ焼きそばを復活し育ててきたのは「浪江焼麺太国」の八島貞之さん(45歳)だ。

原発事故で20軒あった店舗次々閉鎖

   受賞式に登場した八島さんのファッションは派手なナポレオンスタイルだった。八島さんは「なみえ焼きそばの取材を受けるときは、必ずこの衣装で登場します。今回は岩手県の久慈まめぶ部屋の人気が高かったので、もしかしたらという一抹の不安がありました」と話す。

   なみえ焼きそばは実は半世紀近い歴史がある。農協青年部が中心となって町おこしを模索する中で再び注目されるようになった。しかし、東日本大震災と福島原発事故で「焼きそばを作っている場合か」という声が強まった。20店舗以上あった店のほとんどが閉鎖してしまった。1店だけが避難先の二本松市で営業をしているのが現状だ。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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