唇カサカサ…ちょっと待った!その「リップクリーム」使い方間違えかえって悪化

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   冬は肌が乾燥するだけでなく、唇もカサカサになり、周りもヒリヒリで痛い。ゲストの浜島直子(モデル)は「この季節にうかつに笑うと、(唇が)パカッと割れて血が出たりするのよね」といい、城之内早苗(演歌歌手)も「ピリッと音がしたりしてね」と相槌を打つ。

   唇はなぜ荒れやすいのか。顔などの皮膚は皮脂膜と角質層に覆われているが、唇には皮脂膜がなく角質層も薄い。このため刺激が加わると、細胞間脂質が溶けやすくなって表面がめくれ、水分が蒸発して荒れるのだ。リップクリームを使う人が多いが、これも使い方を間違えると逆効果という。

刺激強いUVカットタイプ

   20代からカサカサ唇で悩む山口久恵さん(48)は、メンソールタイプや保湿効果の高いオリーブオイルタイプのリップクリームを試したが、いまは紫外線を防ぐUVカット効果があるタイプのリップクリームを使っている。皮膚科の吉木伸子医師によれば、これが大間違いだった。「UVカットが入っているものは、成分自体や添加物が刺激になるので、すでに唇が荒れている人の使用は良くありません。また、やってはいけない事が3つあります。『皮をむく』『こする』『なめる』です。リップクリームの添加剤と唾液の成分で刺激が強まります」

   どうしたらいいのか。「リップクリームでなくワセリンを塗ってください。ワセリンはどんな薬屋さんにもあります」(吉木医師)

   リップクリームの選び方としては、とくに唇の荒れに悩んでいなければ好みのものでいいが、突っ張る感じなら「UVカット、香料、着色料のないもの」をえらぶ。皮がむけているときはワセリン、割れて血が出ているならステロイド系のものを医者に処方してもらう。

(磯G)

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