年寄りの病気じゃなかった「関節リウマチ」最も多い30代・40代の発症…5人に4人が女性

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手の指の第2・第3関節、手首のこわばりと痛み、腫れが初期症状

   リウマチの発症する原因は、ストレス、出産、けが、手術などいわれている。東京医科歯科大学の宮坂信之名誉教授はこう解説する。「原因は免疫の異常なんですが、なぜ異常になるのかは不明です。ただ、発症の初期症状が出る部位は判明しています。まず、手の指の第2と第3関節、手首の痛みです。痛みが起こる前に、朝にこれらの部位にこわばりを感じます。

   『身に覚えのない痛み』『柔らかい腫れ(ボーリングのピンの様な形)』があって、これが2週間以上続いていたら、迷わずに病院に行くことをお薦めします。科目は内科、整形外科、膠原病科。リウマチ科があればそれに越したことはありません」

   早期発見の新しい技術も生まれている。「手の指が腫れていたら抗CCP抗体の血液検査を受けて下さい。以前はX線写真で映りにくく見落とされてしまったリウマチでも、今は超音波でのエコー検査ができます」(東京女子医大の山中知寿医師)

   エコー診断の実施は保険適用で1650円ほどだ。

(磯G)

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