昨年12月(2012年)、名古屋国税局から約7500万円の申告漏れを指摘され芸能活動を休止していたタレントの板東英二(73)がきのう10日(2013年11月)に記者会見してよやく釈明した。板東は20年以上も国税局の確定申告のイメージキャラクターをつとめ、「正しい納税」を呼びかけていた。それが申告漏れとはいかにも具合が悪かった。国税局との「見解の相違」の主なポイントは「植毛の費用」だったという。
「正しい納税」呼びかけの国税局イメージキャラクターが申告漏れマズイ!
板東は「ご迷惑をおかけしました」と深々と頭を下げ、切り出した。「約20年近くずっと植毛をやってまいりました。カツラが経費として落ちると聞いておりましたので植毛も落ちると思っておりました。植毛は美容整形と同じだといわれまして初めてわかりました。
私自身が税について無知であったことが大きな原因でなかろうかと反省しております」
その後も「無知」を繰り返し、「正しい納税のキャラなのに無知だったのですか」と突っ込まれて、「意識の軽薄さというか、この年になっても反省しております。ごめんなさい」と涙ぐんだ。
金銭管理については、「個人の金と事務所の金を1人の経理が管理していたので、公私混同というか、どんぶり勘定のような状況になっていました」と説明し、報じられていた架空の発注や貸し付けで所得を圧縮していたとされたことには、「ございません」と否定した。
「これでみそぎと思っているか」と意地の悪い質問が出たが、「いえ、そんな軽くは思っておりません。仕事以外に取り柄のない男ですので、いま一度仕事をさせていただくチャンスをください」と訴えた。つまり、金に困って来たので仕事をやらないわけにはいかなくなり、そのきっかけとしての釈明会見だったわけだ。