創業340年「三越」も偽装!使っていたのはすべて安いバナメイエビとバナナエビ

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   百貨店最大手のレストランでもメニュー表示とは異なる安い食材を使った偽装表示が行なわれていた。三越伊勢丹ホールディングスが6日(2013年11月)に明らかにしたもので、新宿伊勢丹や日本橋三越など全国のグループ9施設に入っている飲食店14か所で52品目のメニューが偽装されていた。

   メニューには芝えび大正えびと表示していたが、実際は安いバナメイエビやバナナエビだったり、欧州産とうたっているケーキのモンブランの栗は中国産だった。偽装表示のあった飲食店はいずれもテナントとして入っており、運営を飲食店に任せ、百貨店側はメニュー表記の確認は行なっていなかったという。

取り締まる法律ないレストランのウソ表示

   このほか、そごう・西武百貨店、小田急百貨店でも同じような偽装表示が明らかになっており、残念なことに、メニュー偽装表記で有名百貨店が出揃ってしまった。

   キャスターの小倉智昭「三越は340年前の江戸時代に呉服店『越後屋』として創業した百貨店の代名詞ともいえる百貨店ですよね。そこに入っているレストランで偽装表示は本当に悲しいですね」

   食品・食材の偽装については、景品表示法、JAS法、不正競争防止法いはんとなるが、飲食店のメニューは象外とされ、ほとんど適用されたケースはない。しかし、こうなっては消費者庁としても飲食店に対するあいまいな基準を見直さざるを得ないだろうし、業界自ら信頼回復のための対応策をきちんと作り、公表する必要があるだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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