ピョンヤンから本人が電話「拉致問題解決のサポートしたい」
「朝ズバッ!」がピョンヤンの猪木に電話で聞いた。今回の訪朝と事務所開設を「前からの約束だからそれを守った」という。参院への説明については「知りません、そんなことは。旅の途中なので詳しいことは聞いておりません」。北朝鮮の要人と会うが、「政治活動として話をしてきます」。拉致問題に関しても話をするというが、内容については「心に留めておく。政府がやらんとしていることに水を差すつもりはない。できるならサポートに回りたい」「この硬直した状態をいつまで続けるのか、それをこちら(北朝鮮)のみなさんと腹を割って話をさせてもらう。外交は落としどころが大事ですから、そのへんは戻ってから会見します」
猪木は北朝鮮に利用されているだけじゃないのか。共同通信客員論説委員の平井久志氏は猪木の最初の訪朝に同行し、そのときの写真を見せた。「力道山の遺品を娘さんに届けるためだったんです。翌年、プロレスをやってスポーツ交流を始め、日体大の学生の交流もあります」
司会の井上貴博アナ「利用される懸念があるのでは?」
平井「猪木さんは利用してくださいという態度です」
杉尾秀哉(TBS解説委員室長)「拉致問題につながる可能性はありますかね」
平井「直接にはないと思うが、自分なりの使命感を持っているし、政府のメッセージを伝えるパイプにはなりうるのではないでしょうか」
一般紙ではまったく伝えられないのに、テレビでは大騒ぎというのも変な話だ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト