対馬の仏像窃盗グループ控訴審も有罪実刑!それでも返さない韓国・浮石寺カネ目当て?

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   対馬の寺から仏像を盗み出した韓国人窃盗団への控訴審判決がきのう30日(2013年10月)韓国の大田(テジョン)であり、1審の有罪実刑判決を支持し控訴を棄却した。しかし、仏像が戻されるかどうかは別の問題のようだ。

   事件は去年10月、長崎・対馬市の観音寺から長崎県の有形文化財の観世音菩薩坐像など2体が持ち去られ、のちに韓国内で犯人が逮捕された。6月に窃盗団7人のうち6人に対して懲役1~4年の判決(1人は無罪)が出たが、被告3人が控訴、また無罪の1人を検察が控訴していた。高等裁判所はいずれの控訴も棄却した

盗まれた仏像 数億円の価値

   盗まれた仏像は韓国で作られたものだが、韓国・ソサンにある浮石寺が「不当に国外に渡ったもの」「掠奪された」として、日本への返還差し止めの仮処分を申請し、これをまた裁判所が認めてしまった。国際法では盗まれたものは元に戻すのが原則で、「いったん対馬に戻してから話し合うべきだ」「いやに日本が盗んだものだから」と、さすがに韓国内でも意見が分かれている。

   日本政府は仏像の返還を要請しているが、韓国政府は「窃盗事件の証拠品」を理由に応じていない。仮処分も生きている。浮石寺は掠奪されたものでないことを日本側が証明すべきだというが、略奪されたものだと証明することはできるのか。仏像は数億円の価値があるともいわれている。

   この問題は、先月27日(2012年9月)に行われた日中韓文化相会合で、韓国側から下村博文・文科相に「対応をきちっとしたい」という話があったという。

板ばさみの対馬!韓国人観光客で潤いながら、アリラン祭は中止

   「朝ズバッ!」が対馬を訪ねると、日韓の間で揺れる現実があった。対馬から福岡までは130キロだが、釜山まではわずか50キロだ。フェリーで1時間10分。毎日のように韓国人観光客が来る。「日帰りです」「釣りに来た」と気楽なもので、年間15万人。

   あるホテルではこの週末、定員100人のうち96人が韓国人の予約だ。町にはいたるところにハングルの表示や看板がある。仏像の問題でも観光客の反応は賛否半々なのだが、いいお客だけに、むしろ微妙なのが日本側だ。

   恒例の厳原港のまつり「対馬アリラン祭」はまさに日韓の架け橋でもあったのだが、昨年は「アリラン」の名をはずし、呼びものの「朝鮮通信使」再現パレードも中止した。観音寺の住職も「早く返してほしい。時間が経つと韓国の人たちとの心が離れていくのではないか」と懸念する。

   司会の井上貴博アナ「証明する手だてはないんですかね」

   北川正恭(早稲田大学大学院教授)「国と国との話になってるから時間がかかりますよね」

   荻野アンナ(作家)「仏様をはさんで対立しているというのが皮肉で、いったん返してからが筋だと思う。仏さんが怒って『ぶつぞー』」

   とうとう出た。

文   ヤンヤン
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