治安当局は全国波及警戒
司会の羽鳥慎一が中国総局の青木俊憲記者に「中国当局は厳しい情報統制を行っているといわれていますが、どうでしょう」と聞く。青木は「ネットなどに投稿される事件に関する報道や批評は次々と削除されています。事件を伝える日本のNHKのニュースも即座に消され、放送が消されたというニュースを伝えようとした放送もすぐに消されました。事件が起きたことを知らせたくないという姿勢が窺えます」と伝えた。
コメンテーターの萩谷順(法政大学教授)「いまの中国のあり方に、ウイグル人だけではなくいろいろな勢力が疑いを持っています。これまでの中国革命の精神は、貧しくても外国人に支配されない自分たちの国を作ろうというものだったが、いまはその精神を忘れている。今回の事件をきっかけに、類似の事件が起きなければいいですね」
経済成長に陰りが見え始めた中国は、国内の不満が爆発寸前に来ているのだろう。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト