母娘をひき逃げし、「最高!」と叫びながら川に入って逃走した大学生が現行犯逮捕された。政治家かパイロットになることが夢だったという。逮捕されたのは広島市内に住む大学生、三浦大典容疑者(24)で、29日午前9時45分ごろ(2013年10月)、広島市佐伯区の市道を歩いていた母親(69)と次女(45)を運転する乗用車ではねた。目撃していた男性が119番通報し、2人は病院に搬送されたが母親は死亡、次女は意識不明の重体になっている。
事故現場に舞い戻り警察官見て再び逃走
ひき逃げの一部始終を目撃していた男性は、三浦は母子をはね飛ばしてそのまま走り続け、およそ70メートル離れた電柱に激突して止まったという。そこで車を乗り捨てて逃走し、なぜか事故現場に戻ってきて、警察官の姿を見て「最高!」と叫び、干潮のために川底が見えるほどの水位しかなかった道路沿いの川に入り、上流に向って走り出したところを取り押さえられた。
三浦の知人によると、「真面目で活発な好青年。ただ、成績が悪く悩んでいたらしい」という。
それにしても、警察官を見て「最高!」と叫び、川に入って逃げるというのは異様だ。キャスターの小倉智昭は「とんでもない事故を起こしてしまい、舞い上がってああいう言動を取ったのか、それとも事故の前から問題があったのか。どちらなんでしょうかね」という。
デープ・スペクター(テレビプロデューサー)「薬物か酒でも検知されない限り、平常とは思えない。本人に聞くしかない」
岸本哲也リポーターは「意図的にはねたのかアクシデントだったのか。本人は黙秘しています」