阪急阪神ホテル社長「辞任でも認めない自分の責任」従業員、担当者、納入業者が偽装

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景品表示法「優良誤認」回避するため会社ぐるみ、上からの指示否定

   司会の羽鳥慎一「何かこう、従業員が、担当者がということが多かったですね」

   コメンテーターの舘野晴彦(『月刊ゲーテ』編集長)は厳しい感想を述べた。「久々にひどい会見をみました。言っていることが全然通ってないですよね。全部部下のせいにして、知らぬ存ぜぬはないと思います」

   羽鳥が企業問題に詳しい弁護士の永沢徹氏に聞く。「社長の説明の意図はどこにあるのでしょうか」

   永沢「聞かれた方は弁明に終始しているというイメージで受け止められと思うのですが、その背景にあるのが、景品表示法にある『優良誤認』の回避です。優良なものに誤認させるということがあったかどうかのポイントで、意図的に会社ぐるみで偽装したことになると、課徴金の制裁や業務停止など大変な問題になります。ここを踏みとどまる意味ではギリギリのところだったと見えるわけです。最初からきのうのように、意図的ではないが、偽装と思われても仕方ないと言っておけば、イメージは変わったと思います」

   舞の海秀平(元大相撲力士)「外国では謝っちゃいけないという風潮かもしれないですけど、日本には潔さや正直さの美徳があると思います。最初の会見で世間はうそつくな、許さないぞという気持ちになった。結局、損をしていますよね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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