「特別機密保護法」危機感薄い新聞…賛同者募って反対声明出します!
最後に大事なことを書いておきたい。今週の水曜日(2013年10月23日)に立教大学の服部孝章教授と会って「特定秘密保護法案」について話し合った。法案の細かいことは書かないが、この法律は国民の知る権利を蔑ろにし、何が「特定秘密」になったかを国民に知らせず、永遠に開示することもなく闇から闇へ隠してしまう法律である。
私や服部教授、上智大学の田島泰彦教授たちが賛同者を募り、近々に反対声明を出すが、これは個人情報保護法を超える悪法、平成の治安維持法であることは間違いない。
だが、メディア、とくに新聞のこの法案に対する危機感の何と薄いことか。この10年、言論・報道の自由への規制法が次々に成立し、無気力になっているのかもしれない。
こんな法律が成立してしまったら、何でもかんでも秘密にして、国民は情報を何も知らされないまま国が変容していってしまう。時間は残されていない。野党に期待することもできない。一人一人が自分の身のまわりで「絶対反対」の声をあげるべきときである。