「三鷹ストーカー殺人」警察も被害者も家族も気づけなかった「最も深刻なレベルの危険性」

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アメリカでは警察だけでなく、民間の支援団体、学校、職場が連携

   以前の番組で、過去の交際時などにDVを働いていたストーカーは凶悪化する危険度が高いという話があった。それはデータも示していることで、筋が通っていた。しかし、今回の「検証」で、遠距離ストーカーであることと凶悪さの相関性は実証的でなかった。また、行為自体はささい(な犯罪)とも言えるストーキングから、将来的に起こるかもしれない凶悪事件の可能性を見抜くのは容易ではないといった疑問も出ていた。

   ストーカー先進国のアメリカの取り組みが紹介された。ワシントン州シアトルでは、警察だけをアテにせず、民間の支援団体や学校、職場など周囲の人たちがストーカー被害への関心、意識を高く持ち、連携して何重にも「繭のような安全網を築く」(全米犯罪被害者センター)ことで凶悪ストーカー事件を防ぐことに成功しているそうである。

ボンド柳生

NHKクローズアップ現代(2013年10月22日放送「なぜ危険は見過ごされたのか~検証 三鷹ストーカー事件~」)

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